作業療法士ってどんな仕事なの!?
作業療法士(OT)の職務内容って理学療法士(PT)の職務内容とほとんど変わりません。病院で勤務して患者様とリハビリをする。じゃあなんで名前を変えるのか?
それは見る視点が少し違うからです。大まかに言いますと、PTは動かない足(筋力が低下してしまったetc)を歩けるようにする。OTは歩いてトイレに行ってトイレ動作ができるようにリハビリしていく。こんな感じです。PTは基礎動作、OTは応用動作ですね。だからといってOTが基礎動作を全くしないわけではないし、その逆も然り。だからあまり変わりないのが現状。ただPTと違うのはOTは身体的に障害を負ってしまった人(脳梗塞で片麻痺etc)が入院する病院と精神病(鬱病や統合失調症etc)を負ってしまった人が入院する病院で働くことが多いです。PTさんはほとんど身体障がいを扱う病院で働くことが多いですね。
僕自身OTのことを学ぶまでとても不安でした。リハビリというとやはり衰えた筋力を強化する。動かない関節を動くようにするといった。身体へのアプローチがメインだと思ってましたから( ゚д゚)
『トイレへ行く練習、服を着替える練習とか指導する必要あるのかな、、、動ける様にならば自然とできるんじゃないの?』とか思ってました(かなり浅はかな考えで入学していたんです(笑))
でも入学すると全然思っていた内容と違うんですよΣ(・ω・ノ)ノ!
簡単な例を使って話しますね
ある患者様がいます。
この人は脳梗塞で右片麻痺(簡単に言うと右足右手が動かしにくくなること)を患っています。この人はこれから右の上半身、下半身が動きにくい状態で一生生きていかないといけません。でもこの人にはどうしてもやりたいことがあります。
それは釣りです。>* ))))><
では、釣りに行きたいという希望を叶えるために、動きにくい身体を少しでも動きやすくするためにリハビリをします。
これだけで釣りに行けるでしょうか?
答えは『NO』です。
ではどうすればよいでしょう?
釣りをするためには、まず釣り用のウェアに着替えないといけません。またご飯の用意や道具の準備、目的地までどうやっていくか、トイレはどうしたらいいか?など色々あります。
こんな時に作業療法士である我々の出番なのです。
片麻痺を患った状態での着替えやトイレの仕方、移動方法などその人に合った方法を一緒に考え、提案し、練習します。
作業療法って患者様一人一人の生活に介入していくため、決まった方法が無く、創造力が大事になります。
それってワクワクしませんか?
もちろん病気のことや、色々な治療手技もあります。
それらを駆使しつつ患者様にとって最善の生活を考えていくのが作業療法士としての醍醐味であり、面白さだと思います。
これから先、作業療法はもっと必要とされてきます。
あなたも是非私たちとともに作業療法の未来を切り開きませんか?